人生初のアルバイト
私が人生で一番最初にやったアルバイトは、ジーンズショップの店員でした。
当時時給は700円台だったと思います。
勤め始めたのは消費税が5%になる直前で、
駆け込み需要のため大変忙しかったのを覚えています。
学校を卒業した後だったので、フルタイムで勤務に入りましたが、
当初は週1日の休みしか与えられず、
朝8時半から夜8時過ぎまでの勤務は肉体的にきつかったです。
しかし、初勤務から1ヶ月くらい後、社内全体の労働環境の見直しが行われ、
遅番早番のシフト設定や1日8時間労働、週休2日の徹底がなされました。
アルバイト社員へも有給休暇が与えられるなど、
大幅な労働環境の向上がなされました。
私も入社1ヶ月だったにも関わらず10日ほどの有給をいただきました。
しかし、一方ではリストラも厳しく行われていたようです。
その店舗で一緒に働いていた人達はほとんどが正社員で、
アルバイト契約の社員は数人しかいませんでした。
私が働いていたフロアは年配の女性2人と同じく年配の男性1人、
計3人の正社員の方と一緒に仕事をしていました。
皆さん私に優しく大変いい人達でした。
主な仕事はレジ打ちと、商品の陳列作業、そして衣類の畳み直しです。
衣料関係のアルバイトをされた方ならわかると思いますが、
お客さんが散らかした衣類を畳み直す事も、重要な仕事の一つです。
陳列棚の見た目がきれいになるだけではなく、
店員さんが忙しく働く店に見えるデモンストレーション効果もあります。
活気が目に見えて、購買意欲が湧くという話をどこかで聞いた記憶があります。
初勤務から2ヶ月くらいに、POSシステムの導入がありました。
これには年配の社員の方々は、ほとほと困り果てていました。
例に漏れず、ここにいる年配の方々も新しい機械の操作は苦手だったのです。
基本的にはバーコードで商品を管理するだけなのですが、
レジを通すにも検品をするにも常に機械を通します。
レジ打ちの操作もガラッと変わってしまいました。
機械の操作を真っ先に私が覚えましたので、
日頃親切にして頂いているお礼に、
彼等年配者が覚えられない部分を逐一説明していました。
仕事にも慣れて、時給も少しアップした頃でしたが、
働き始めてから約6ヶ月で退職しました。
私には本来やりたい仕事があり、そちらに転職するためです。
短い期間でしたが、この職場での経験は様々な人との接し方や、
サービス業の心得など、得られたものも少なくありませんでした。
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